信託報酬は年率で書かれているので、ファンドどうしの差は小さく見えます。けれど毎年かかり続けるので、10年たつと円ではっきり分かる差になります。ここでは、%ではなく円で並べてみます。
| 信託報酬 | 10年後(100万円) |
|---|---|
| 0.1% | 約161万円 |
| 1.1% | 約146万円 |
| 差 | 約15万円 |
前提:100万円を一括で買い、費用を引く前の増え方はどちらも年5%で同じとしています。
毎日少しずつ差し引かれる
信託報酬は年率で書かれていますが、実際には毎日、日割りで純資産から引かれています。100万円を持っていれば、1.1%なら1日あたり約30円、0.1%なら約3円です。年に一度まとめて請求されるわけではないので、払った実感がありません。
基準価額は、この差し引きが終わったあとの値です。だから基準価額の動きを見ているだけでは、費用がいくらかかったかは見えません。一覧表に出しているオルカンやS&P500との差も、費用を引いたあとの差です。信託報酬の差は、もうあの数字の中に入っています。
差を円で見る
年5%で10年なら、差は約15万円です。元本100万円の15%にあたります。20年なら約47万円になります。毎月3万円ずつ積み立てる場合は、10年で約24万円、20年で約130万円の差です。
この差は、ほぼ確実に生じます。相場がどう動いても、費用は毎日引かれるからです。一方で、高い費用を払ったぶん多く稼げるかどうかは、確実ではありません。1%高い費用を払って1%以上多く稼げれば逆転しますが、それが実際に起きているかどうかは、5年たってみないと分かりません。
一覧表に並んでいるのは、その「5年たってみた結果」です。確実な費用の差と、不確実なリターンの差を、同じ物差しで引き算した数字です。
各ファンドの信託報酬は一覧表から個別ページで見られます。
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出典:当サイトの計算例(費用を引く前の増え方を年5%とし、信託報酬だけを差し引いて計算)。実際のファンドの成績ではありません。
情報の整理を目的としています。特定の商品の売買を推奨するものではありません。