ファンドの中身by nyanvest

投資信託の基礎 第8回

月次レポートは、どこを見ればいいですか?

基礎 / 公開

月次レポートは、運用会社が毎月、ファンドごとに出しているレポートです。前の月の末日時点の数字が、月の初めから半ばごろに、運用会社のサイトのファンドのページに載ります。このサイトの一覧表も、各社の月次レポートと基準価額のデータをもとに毎月更新しています。

レポートの見取り図

月次レポートの見取り図。1ページ目に基準価額と純資産総額、基準価額の推移、期間別の騰落率、分配金の実績。2ページ目に資産・業種・国の比率、組入上位の銘柄、運用担当者のコメント

並び方は運用会社ごとに違いますが、載っている項目はおおむね同じです。中身を知りたいときは、図の青緑の3か所から見ます。

期間別の騰落率

1か月、3か月、1年、3年、設定来などの期間ごとに、基準価額がどれだけ動いたかを表にしたものです。多くのレポートでは、分配金を受け取らずにそのまま再投資したとして計算しています。分配金を多く出すファンドでも、基準価額の推移のグラフより、こちらの数字で成績を見ます。

ベンチマークがあるファンドなら、同じ期間のベンチマークの騰落率も並んでいます。ファンドが上回っているかどうかは、ここで分かります。

資産・業種・国の比率と、組入上位の銘柄

ファンドが何を持っているかが分かるところです。たとえばノムラ・ジャパン・オープンの2026年8月末の上位は、村田製作所、三菱UFJ、日立、ソニー、JTの順でした。

順位 銘柄 比率
1 村田製作所 4.3%
2 三菱UFJ 4.0%
3 日立 3.7%
4 ソニー 3.2%
5 JT 3.0%

同じ月のTOPIXの上位5社と並べると、どこで指数と違う持ち方をしているかが見えてきます。このサイトの比較記事は、この組入上位と業種の比率を、インデックス型と並べたものです。マザーファンドで運用しているファンドなら、ここに載っているのはマザーファンドの数字です。

運用担当者のコメント

先月の値動きの理由や、銘柄を入れ替えた理由が書かれています。ほかの欄の数字が、なぜそうなったのかを知る手がかりになります。

次回

9回目は交付目論見書です。ファンドを買う前に読む書類の、どこを見ればいいかを見ます。

中身の変化を、メールで

各社の月次レポートが出そろったら、中身の変化が大きかったファンドを3本選んでお送りします(無料)。

出典:基準日 2026年8月末。ノムラ・ジャパン・オープンの組入上位:野村アセットマネジメント「ノムラ・ジャパン・オープン 月次レポート」(2026年8月31日現在)。見取り図は、よくある作りを単純にしたもの。

情報の整理を目的としています。特定の商品の売買を推奨するものではありません。