ファンドの中身by nyanvest

投資信託の基礎 第1回

投資信託って、何を買っているのですか?

基礎 / 公開

投資信託は、たくさんの人から集めたお金をひとつにまとめて、運用の担当者が株などに投資するしくみです。このシリーズでは、投資信託の基本を10回に分けて、図で見ていきます。1回目は、そもそも何を買っているのかです。

買っているのは「口数」

投資信託を買うと、手に入るのは株そのものではなく、ファンドの「口数(くちすう)」です。ファンドが持っている株や現金を、買った人どうしで口数に応じて分け合う形になります。

お金がどう流れるかを図にすると、次のとおりです。

投資信託のお金の流れ。あなたが販売会社にお金を出し、お金はファンドとして信託銀行に預けられ、運用会社の指図で株などを買う

3つの役割

役割 だれが していること
売る 証券会社・銀行 申し込みの窓口。口座を管理する
運用する 運用会社 何を、どれだけ買うかを決めて指図する
預かる 信託銀行 お金と株を預かって管理する

目論見書などでは、運用会社を「委託会社」、信託銀行を「受託会社」と書くこともあります。

ポイントは、お金と株を預かっているのが信託銀行で、運用会社や販売会社の財産とは分けて管理されていることです。そのため、運用会社や販売会社が倒れても、ファンドの財産がなくなることはありません。ただし、株が値下がりして基準価額が下がることは、これとは別に起こります。

1万円分買うと、中身はどうなるか

たとえば、日本株のアクティブファンドのノムラ・ジャパン・オープンを1万円分買ったとします。2026年8月末の組入比率で分けると、次のようになります。

1万円分の中身の目安。村田製作所430円、三菱UFJ 400円、日立製作所370円、ソニーグループ320円、日本たばこ産業300円、残りの85銘柄で7,890円、現金など290円

1万円で、90の会社の株を少しずつ持つことになります。1社の株を1万円分買うのとは、ここが大きく違います。どの会社をどれだけ持つかは、運用会社が決めます。この「何をどれだけ持つか」が、このサイトで「中身」と呼んでいるものです。

ノムラ・ジャパン・オープンの中身を、TOPIXと並べた記事もあります。ノムラ・ジャパン・オープンは、TOPIXと中身がどこまで違いますか?

次回

2回目は、インデックス型とアクティブ型の違いです。「指数どおりに持つ」のと「選んで持つ」のとで、中身がどう変わるかを図で見ます。

言葉の意味は用語のページにもまとめています。

中身の変化を、メールで

各社の月次レポートが出そろったら、中身の変化が大きかったファンドを3本選んでお送りします(無料)。

出典:基準日 2026年8月末。1万円の中身:野村アセットマネジメント「ノムラ・ジャパン・オープン 月次レポート」(2026年8月31日現在)の組入比率から当サイトが計算。

情報の整理を目的としています。特定の商品の売買を推奨するものではありません。