投資信託は、たくさんの人から集めたお金をひとつにまとめて、運用の担当者が株などに投資するしくみです。このシリーズでは、投資信託の基本を10回に分けて、図で見ていきます。1回目は、そもそも何を買っているのかです。
買っているのは「口数」
投資信託を買うと、手に入るのは株そのものではなく、ファンドの「口数(くちすう)」です。ファンドが持っている株や現金を、買った人どうしで口数に応じて分け合う形になります。
お金がどう流れるかを図にすると、次のとおりです。
3つの役割
| 役割 | だれが | していること |
|---|---|---|
| 売る | 証券会社・銀行 | 申し込みの窓口。口座を管理する |
| 運用する | 運用会社 | 何を、どれだけ買うかを決めて指図する |
| 預かる | 信託銀行 | お金と株を預かって管理する |
目論見書などでは、運用会社を「委託会社」、信託銀行を「受託会社」と書くこともあります。
ポイントは、お金と株を預かっているのが信託銀行で、運用会社や販売会社の財産とは分けて管理されていることです。そのため、運用会社や販売会社が倒れても、ファンドの財産がなくなることはありません。ただし、株が値下がりして基準価額が下がることは、これとは別に起こります。
1万円分買うと、中身はどうなるか
たとえば、日本株のアクティブファンドのノムラ・ジャパン・オープンを1万円分買ったとします。2026年8月末の組入比率で分けると、次のようになります。
1万円で、90の会社の株を少しずつ持つことになります。1社の株を1万円分買うのとは、ここが大きく違います。どの会社をどれだけ持つかは、運用会社が決めます。この「何をどれだけ持つか」が、このサイトで「中身」と呼んでいるものです。
ノムラ・ジャパン・オープンの中身を、TOPIXと並べた記事もあります。ノムラ・ジャパン・オープンは、TOPIXと中身がどこまで違いますか?
次回
2回目は、インデックス型とアクティブ型の違いです。「指数どおりに持つ」のと「選んで持つ」のとで、中身がどう変わるかを図で見ます。
言葉の意味は用語のページにもまとめています。
中身の変化を、メールで
各社の月次レポートが出そろったら、中身の変化が大きかったファンドを3本選んでお送りします(無料)。
出典:基準日 2026年8月末。1万円の中身:野村アセットマネジメント「ノムラ・ジャパン・オープン 月次レポート」(2026年8月31日現在)の組入比率から当サイトが計算。
情報の整理を目的としています。特定の商品の売買を推奨するものではありません。