分配金は、ファンドが決算のときに、持っている人に払うお金です。預金の利息のようなおまけに見えますが、払われるお金はファンドの財産から出ています。
分配金を出すと、基準価額が下がる
基準価額が11,000円のファンドが、1万口あたり1,000円の分配金を出したとします。ファンドの財産から1,000円が外に出るので、基準価額は10,000円に下がります。受け取った1,000円と、残った10,000円を足すと11,000円で、分配の前と同じです。分配金を受け取った日に、資産が増えるわけではありません。
同じ分配金でも、中身は人によって違う
分配金の中身は、その人が買った値段で決まります。10,500円で買った人が1,000円を受け取ると、買った値段より上の500円は普通分配金で、ファンドが増やしたぶんから受け取ったお金です。買った値段より下の500円は元本払戻金(特別分配金)で、自分が払ったお金の一部が戻ってきただけです。
税金のかかり方も違います。普通分配金には約20%の税金がかかり(NISAの口座ではかかりません)、元本払戻金にはかかりません。同じ日に同じファンドから受け取っても、11,000円以上で買った人には全額が元本払戻金になり、10,000円以下で買った人には全額が普通分配金になります。
基準価額だけでは、成績は分からない
分配金を多く出すファンドは、基準価額だけを見ると成績が悪く見えます。毎月分配型の米国REITファンドゼウスは、2026年8月末までの5年で、基準価額は23.6%下がりました。受け取った分配金を足すと、+45.5%です。ファンドの成績を比べるときは、分配金込みの数字を使います。このサイトの一覧表の数字も、すべて分配金込みです。
それでも、同じ5年のオルカンは+145.9%で、分配金を足しても差は大きく開いています。毎月分配型について詳しくは、毎月分配型は、分配金を足しても勝っていますか?で取り上げました。
次回
5回目は費用です。投資信託の費用が、いつ・いくらかかるのかを見ます。
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出典:基準日 2026年8月末。ゼウスの5年の騰落率:アセットマネジメントOneが公表する基準価額と分配金から当サイトが計算(2026年8月末まで)。オルカン:三菱UFJアセットマネジメントが公表する基準価額から当サイトが計算。分配金の図の数字は、しくみを説明するための例。
情報の整理を目的としています。特定の商品の売買を推奨するものではありません。