投資信託には、買うとき、持っているあいだ、売るときの3回、費用がかかる場面があります。金額の大きさも、払い方も、場面ごとに違います。
費用がかかる3つの場面
買うときの購入時手数料は、販売会社に払う費用です。同じファンドでも証券会社によって違い、ネット証券ではかからないことが多くあります。売るときの信託財産留保額は、解約するときに差し引かれてファンドに残るお金で、かからないファンドもたくさんあります。
この2つは、買うときと売るときの1回ずつです。持っているあいだの信託報酬だけは、持っている限りずっとかかります。
信託報酬は、毎日少しずつ引かれる
信託報酬は「年1.672%」のように年率で書かれていますが、年に一度まとめて払うわけではありません。毎日、日割りでファンドの財産から引かれます。100万円を持っていれば、年1.672%なら1日あたり約46円です。請求書は来ませんし、基準価額はこれを引いたあとの値なので、払っている実感はほとんどありません。
ファンドが株を売り買いするときの手数料など、目論見書に料率が書かれていない費用も、ファンドの財産から引かれています。こうした費用を含めて1年でいくらかかったかは、決算のあとに出る運用報告書の「1万口当たりの費用明細」で確かめられます。
一覧表の25本の信託報酬
一覧表の25本は、どれも信託報酬が年1%を超えています。いちばん多いのは年1.5〜1.8%未満の15本です。いちばん低いのはダイヤセレクト日本株オープンの年1.045%、いちばん高いのはnetWIN GSテクノロジー株式ファンドBコースとHSBCインド・インフラ株式オープンの年2.09%です。
オルカンの信託報酬は年0.05775%なので、多くのファンドで差は年1.5%前後になります。この差が10年でいくらになるかは、信託報酬1%の差は、10年でいくらになりますか?で円にして出しました。一覧表の成績は、どれも信託報酬を引いたあとの数字です。
次回
6回目は為替ヘッジです。外国の株を持つファンドが、円高・円安でどう動くのかを見ます。
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出典:基準日 2026年8月末。25本の信託報酬(年率・税込):各ファンドの交付目論見書(2026年8月末時点で最新のもの)。オルカンの信託報酬:三菱UFJアセットマネジメント「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」交付目論見書。
情報の整理を目的としています。特定の商品の売買を推奨するものではありません。